今の自分を信じてみなよ

「好きになったらとことん」
これは私の長所であり、短所でもある。




好きになった対象に心酔しすぎるあまり
よくも悪くも影響を受けてしまうのだ。

これはダンナくんにもたびたび言われてきたことだけど
そんなこたぁ、何もチクチク指摘されなくたって
自覚しているわ。

恋は盲目じゃないけど、亥年生まれでもないというのに
猪突猛進しすぎてしまうと
効かなくなったフットブレーキのまま、坂道を下る車のごとく。
かろうじて、エンジンブレーキで加速をいくらかとどめていても
ほぼ無駄な努力だったりして。

自分で自分を止められなくなると
どうにもなれっ!的になモード(というかシフト)になってしまったこと
今までの人生においても、数知れず。

そうなると、何かにぶつかるか何かしないと
自分で自分を止められないわけで。
それはある意味、破滅を意味するのだ。



スピッツまっしぐらの時期の末期は
エレファントカシマシとの出会いにより救われた。

そして、今回、宮本さんの耳の病気により
ライヴ活動を休止せざるを得ない状況が発生したことで
宮本さん自身、エレファントカシマシが立ち止まることを
余儀なくされたことで
その余波を受けて、自らブレーキをかけずとも
私自身も久々に走ること、転がり続けることから解放されたのだった。

(空中分解することなく、ある意味、命拾いしたともいえる?)






このところ、急速に寒さが増し
宵から夜にかけて、月の冴え冴えしく美しいこと。

ほんの1年前(否、仕事を再開する直前・・・ほんの半年前)までの私なら
ほぼ間違いなく、番所繰り合わせて月と歩くべく飛び出していた。
どんなに体調が下り坂であろうと、どんなに寒さに身が縮こまっていても。

でも、今はとてもじゃないけれどそんな気分にはなれないの。
そして、ハッとしたのだ。
今まで、自らの意志で走っていた(飛び出していた)とはいえ
ある意味とり憑かれたかのやうに
見えない何かに突き動かされ、馬車馬のやうに走らされていた側面も
少なからずあったということを。

その渦中にあっては、自分のことなのに
頭ではわかったつもりでも
本質的な部分では理解しきれていないこと、あるよね?!
まさにそんな感じだったのだなぁと。


今回の思いがけない事態は
宮本さんがこれから先、ずっと歌い続けていくために
歌の神様が与えた(試練であると同時に)必要な休息だったのだろう。
怒涛の日々を経て、そんな風に思えるやうになった今だからこそ思うのだ。
おそらくはきっと、我々ファンにとっても同じなのだと。
皆が皆そうではないかもしれない。
でも、少なくとも私にとってはそうだから。


月と歩きたい・・・けど無理だ。
こんな寒空の下、冷たい風に吹かれてまで歩くなんて、ほぼ自殺行為だ。
そう思った自分に対して、憐みも、哀しみも、寂しさも感じなかったの。
ちょっと前まではその真逆だった自分と比較しての
皮肉も感じなかったし。

どちらも嘘偽りのない自分であることに変わりないから。
その時々の、ホントの気持ちに正直になっただけ。

宮本さんが生み出し、歌い続けてきた歴史の中でも
そんなことの繰り返しだったと思う。
核の部分ではブレることなく、一本通っているとはいえ
右に左に揺れながら、怒り、叫び、憂い、喜び、哀しみ、迷い、祷り、願い
すべての感情を手なずけるがごとく、歌で表現してきたし
ライヴではそのすべてを瞬時にして、体現して我々を魅せてきた。

そんな宮本さんが歌うからこそ、説得力があるんだよね。
ものすごく力強いし、心強くもある。
ココロの奥底にまで響き、今なお琴線がふるえるのだと思う。

その時々の自分の気持ちに素直であればいいんだ。
それがたとえ、まわりとズレていたとしても。


「今の自分を信じてみなよ」
「流れ星のやうな人生」が沁みる夜。




風邪をついにひいてしまったせいもある・・・かしら。
ちょっぴり、内省的で、センチメンタルモードなのは。






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