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「心ゆさぶれ!先輩ROCK YOU」

8/17(土)日テレ「心ゆさぶれ!先輩ROCK YOU」のゲストが、
是枝裕和監督とYOUだと知り
ワクワクしながら観ました。


是枝監督と言えば、かの有名な「誰も知らない」そして
エレファントカシマシ初のドキュメンタリー「扉の向こう」を手掛けられた方ですもの。
やはり気になるじゃないですか!



*以下の番組の様子は、書き起こしではなく
ニュアンスなのでご承知おきください*
温厚な人柄が柔和な物腰からにじみ出ており
子役には台本を使わず、シーン毎に耳打ちして指示を出す際の様子も
なんだか想像しては微笑ましく思えたのは
YOUさんによる再現があったからこそ。

ある意味、監督の保護者というか、母親的な役割をされていたやうに
私も感じましたよ。


印象的だったのは、映画の監督として映像を撮る以前に
ドキュメンタリーの撮影に携わった経験をお持ちだったということ。
そんな基盤があるからこそ、ドキュメンタリー風味の映像作品を
生み出されているのだと納得したら、そんなのは理由の一端に過ぎず。

足元を掘り下げる中で、自分が悩んだり、考えたことの中から
映画のモチーフ、主題を見つけておられるのだそうです。

だから、世間では何が話題になっていて・・・というやうに
わざわざリサーチしたりはしないとのこと。

ほのかに、自分の生き様を歌にする宮本さんと
重なるやうな気がしました。

監督にとって一番の衝撃は、血のつながった我が子と
数か月ぶりに会った際、距離を縮められず。
(部屋の対角同士にいたそうだ)
また仕事へと向かう別れ際に
「また来てね」と言われたというエピソード。
それが今作の主題になっているのだと知り得たら
観てみたくもなりますよねぇ。

手塩にかけて育てた我が子と血のつながりがないと分かった後の
2組の家族の苦悩と葛藤。
今まで積み上げてきた家族としての絆を貫くのか?
それとも、血のつながりを取るのか??
究極の選択を迫られたら・・・果たして自分はどうするのだろうか?!


他にも、印象に残ったこと、まだまだあります。

見終えた後に、余韻が残ったり
お客さんに自由に想像してもらえるやうな作品を作っておられること。

台本にしばられずに撮影したり、その指示がザックリしたものである故に
予期せぬ展開が起こることもあるけれど。
自分が仕切り過ぎてしまうと、完成した作品を見たときに
役者さん同士のやり取りがギクシャクしたものに感じられてしまう。
けれど、役者さんそれぞれの間(ま)に委ねると
会話にいいテンポ感や間(ま)ができ、結果的にそれぞれのキャラが立つ。

これらの発言から、何を大事に
映像作品を作っておられるのかがとてもダイレクトに伝わってきて
ズシンと響きました。


吃驚しながらも、実に興味深かったのは
番組内の1コーナーとして、スタジオにて
4人家族(両親・長女・長男)の夕食時のやりとりを描いたミニドラマ。
番組若手デレクターが演出したそれをまずは目の前で視聴し
直後に是枝監督が、自分ならと演出し、演じたその家族ドラマの変貌ぶり!

母親が食卓について、カレーを食べ始める一家。
しばらくすると、母親に促され、父親に通知表を順番に見せ
それに対し、父親がコトバを返すという展開。
優秀な成績を収めた娘(体育の4以外の評定はすべて5)と
もう少し頑張らないとと言われてしまう息子。
いたたまれず、その息子を擁護する母と
それに対し「(息子には)いつだってそういってかばうのは
どうしてだ?」と声を荒げる父。
いたたまれず、テーブルをたたいて「もうやめてよ」と言う息子。

というのが元ネタ。

それに対し、是枝監督は「台詞を削ってもいいですか?」と。
そして、場面設定を、食べ始めから
食べ終わり、母親は他三人に背中を向け
食器洗いをしているところに変え
長女から通知表を見せるという展開に。
(物事の始まりに、何かが大きく動くということは少ないからだそうだ。)

娘の台詞も(父親に褒められたことから
わかるという理由で)
「体育は4だったけど」のみに。
また、息子の成績に父親が前述の台詞を言った後
無言の沈黙の後、母親も「〇〇だって頑張っているわよ」のみ。
息子の台詞は割愛され、バタンと立ち上がり
その場から去ってしまう。
残された3人は無言のまま視線を傾け、いつまでも追っている。

そこでカット。

先に監督がおっしゃっていたとおり
その後に余韻が残り、考えされられるし
その後の家族のやりとりが気になってしまう。

さらには監督自らおっしゃっていた
「枠外への空間の広がり」も見事に感じられたし。

番組レギュラー陣の中のどなたかが言われていたやうに
「たったこれだけのやりとりなのに
家族の中がうまくいっていなくて、日ごろからギクシャクしている感じ」も
肌で感じられ、鳥肌が立つというか、目から鱗というか。
とにかく、まったくの別物に生まれ変わってしまったのです。

ただただ、すごいなぁ・・・。圧巻!
茫然としてしまうというか
目の前でかけられた魔法に魅せられしまったというか。
大げさではなく、そんな感じでした。

プロフェッショナルな仕事ぶりをこうして垣間見ることができ
ココロ揺さぶられたことは確かです。


以前、同番組で観たのか、それとも他のインタビューだったか?
漠然としており定かではないのですが・・・。

野村萬斎さんの
「(狂言師として生きている)自分自身のアイデンティティーに揺らぎを感じていて
懐疑的なのにもかかわらず、自分の息子にその同じ道を歩ませているのもどうなのか?」
というやうな発言が不意に脳裏に去来した私です。

それと同時に、悩みながらも己の道を模索し
臆せずチャレンジされ続けているその様
(「英国留学でのシェークスピア劇」や「ラベルのボレロと狂言との融合」等)が
転がり続ける宮本さんとオーバーラップするなぁと思ったのでした。


エレカシの劇場版(ドキュメンタリー映画)の中でも
横山健さんだったでしょうか?
「これからも悩み続けてください。その姿を観ていたい。」
というやうなこと、おっしゃっていましたよね?!


悩み、もがき、のたうちまわることは決して無駄なことでもカッコ悪いことでもなく。
諦めることなく、踏ん張り続ければ
眼前に新たなる道が伸び、不意に扉がひらくということ。
これを体現されている方ばかりだなぁ・・・と深い感慨に包まれ
思わずため息ひとつ。

足元には及ばずながらも、くじけず、へこたれず、やさぐれず
少しでも前進していきたい!
今再びそう思わずにはいられない、夏季休暇の終わりに。



本日(18日)をもって、長かった10連休も終わり
明日から心機一転、再始動です。
いきなりエンジン全開は無理かしら?
とりあえずの照準を9月第一週の研究授業に定め
徐々にボルテージを上げ、加速しつつ
できるうる限りの準備を抜かりなく進め
万を辞して、その日、その時を迎えたいと思います!


私にとって復活の野音への真のカウントダウンは
それを終えてからなのだと思います。


同時に複数の事を両立させる(同じ温度で向かう)のは
幾つになっても苦手ですから。
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