黒を背景にした宮本さん、3連発。
一番どアップなショットが好みだなぁ。
その決め手は、眼だと思う。
年齢不詳な、まっすぐな、刺すやうなまなざし。
なんて油断しきっていたところへ
1頁めくると、息を飲むやうなショットが。
これはしてやられたりだ。
まったくの想定外だもの。
真紅の布(?)に両腕を広げて横たわる
カメラ目線の宮本さん。
おおおっとココロの中でどよめいてしまったのも
致し方あるまい。
かつて表紙を飾った「bridge」(赤白のフラッグを背景にしたショット)と
なんら変わっていない?!どころか
さらにかっこよさに磨きがかかってる!?
そんな気がした。
はてさて。
金光さんは本当に期待を裏切らないインタビュアーだわ。
知りたかった以上を、我々読者(ファン)に提供してくださる。
石くんの髪型にまつわるドキュメントは
是非、その手にとってお読みください。
予告で石くんの髪型のことも話題の一端だと知った瞬間
「ハッキリ言ってもういいよ。食傷気味だもの。」
な~んて思ってしまったの。
でも、そんな次元の話じゃなかった。
勿論、石くんの意思のみで
あんな髪型、こんな髪色というわけでもなかったのだけど。
やっぱり宮本さんが手を引いていたのかぁと大いに納得するのみ
ならずだったところが、スゴイ。
まさかのレインボーカラーを
実際に試してしまったあたりも。
すべては復活の野音にかける意気込みというコトバに
収束するんだろうなぁ。
やたらハイテンションだったというトミ。
日比谷野音終演後、ヘロヘロだったという
「MUSICA」でのレポとも重なり合い。
パズルのピースがまたひとつはめ込まれ
それにより、自分の中では幾分未消化だったり
敢えて振り返らないやうにしていたり
反芻できずにいた復活の野音でのアレコレと
少し向き合えるきっかけをもらえた気がしたのも
嬉しい誤算。
日比谷と大阪での落差。
それは土地に由来する雰囲気、モードのみならず。
ステージ上に立つ宮本さん率いるエレファントカシマシにとっても
まったくの別モノだったということ。
それを宮本さんが語ってくださったことで
ものすごく腑に落ちたし。
特に私にとっては初の大阪城野音での
アンコールでの流れ(「涙」⇒「FLYER」⇒「待つ男」)には
無性にココロ震えてやまず。
日比谷とは違う次元でのコール アンド レスポンスが
間違いなく成立していたんだなぁ。
宮本さんがバンドのフロントマンとしての役割(役目)を
自覚し、かなり冷静に舵取りをし
うまくコントロールされていたという事実をこうして知り得た瞬間
思わず涙ぐんでしまった私デス。
(あまりにお天道様がまぶしすぎて
涙目になっただけさ。そういうことにしておこう。)
自分でも「あなたと私の人生が」という歌を書くとは思ってもみなかったという
宮本さんの率直な言葉に始まり
「あなたへ」にまつわるエピソードは
過日「JAPAN」で読んだインタビューより
ずっと読みやすく、スーッと入ってクルものだった。
金光さんは相変わらず、合いの手を挟むくらいで
もっぱら聞き役に徹しておられて
宮本さんがほぼ自由に話しておられるというのに。
何故、亀田さんにプロデュースをお願いしたかは
「約束」をYANAGIMANにお願いした時のやうに
明確に説明がなされていて、なるほど~と思ったわ。
金光さんが前回「もしも(仮)」の段階で
聴かせてもらっていた弾き語り状態のデモテープとの
最たる違い
「繋がっている」という歌詞の有無について
切り込んでくださったことにはただただ感謝。
宮本さんの前向きさ、やさしさがギュッと凝縮された
この発言が何より嬉しかったなぁ。
『俺も含めてみんな気づいていないですよね・・・・・・
汚い想い、人を恨む想いでも、それが全部一個一個
花束の中にあるんだって。全部そうなんだって』
ここ数ヶ月の迷いの日々に終止符が打てそうな気がします。
そして、レビューの頁を確認したら
なぁ~んだザンネン、金光さんは「あなたへ」担当じゃないのかぁ・・・
落胆した次の瞬間、思わず
えーーーーーっ!!!!!?????いやはや、何はともあれダブルでおめでとうございます。
そして清水浩司さんによる「あなたへ」のレビューにもしてやられたり。
(・・・前略)このバンドは“花束”という言葉が似合う。
共にロマンチックなのだ。友に!
〆の数文に刺されました。
このバンドのフロントマン、宮本浩次という男も
シンプルな花(束)の似合う人だと思う。
(おそらくは)
薔薇の花束を持った白シャツ姿の宮本さんが
不意に脳裏に浮かんだ。
週末も今日同様にうららかな晴天だったらいいのになぁ。
書店からの帰り道寄り道して
光射すお気に入りの場所で
2つのインタビューを味わえますやうに(祷)。
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